こんにちは、餅屋です!
先日、睡眠に不安があったので睡眠外来に行ってきたので、その体験談を書こうと思います。
いびきをかいてしまうんだけど、睡眠外来に興味ある。
睡眠外来ってどんな感じなんだろう?
みたいな人にオススメ。
この記事では、筆者の体験のもと
- 検査について(筆者自身はSAS簡易型検査止まり)
- SAS簡易型検査ってどんな感じなのか
- 睡眠外来に行った感想
を書こうと思います。
検査の内容・治療・金額は医療機関によって違うので、ざっくりと参考にする程度が良いと思います。
目次
睡眠外来に行ったきっかけ
おおきなきっかけは、ここ数ヶ月ほど、夫にいびきを指摘されるようになったからです。
毎日いびきをかくわけではありませんが、すごい音のときもあるらしく、睡眠時無呼吸症候群だったら怖いね、という話に。
あわよくばいびきをなくして、夫の眠りを妨げないようにしてあげたいという気持ちもありました。
初めての診察
行った病院は電車で数駅のクリニックで、ネットで予約をとってから行きました。
初診なので今の状態を問診票に記入。
睡眠外来だけあって、睡眠時間を始め、日中の眠気等、日頃の睡眠に対する質問は細かいです。
意外なところで、最終学歴の記入があったこと。
認可されていないデザイン学校に二年通った微妙な学歴を持っている私は、
専門卒にチェックを入れました(学歴詐称)。
診察
診察室に行くと先生は優しそうなおじさま。
一通り現在の様子を訪ねられたあと、模型を使っていびきの仕組みから説明してくれました。
簡単に言うと、寝てる間に舌の付け根が喉の奥の軌道を塞いでしまうのだそう。
当然息ができないので軽く目が覚めてまた戻る、これを一晩になんども繰り返すので、睡眠の質が悪くなります。
さらに軌道がふさがっている間は一時的な酸欠状態になっており、これがいわゆる睡眠時無呼吸症候群というやつですね。
夜のいびきに関しては、だいたい下記の感じで検査・治療を行います。
検査・治療
- 自宅でレンタルした機材を借りて一晩データを取り、重症度をチェック(SAS簡易検査)。
- 簡易検査で重症度が中程度以上だと、一晩病院に宿泊してより詳しいデータを取る(PSG検査)。
- 検査結果によって、シーパップやマウスピース等の治療を行う。
お金についていうと、SAS簡易検査が3割負担で3000円程度、PSG検査で2万円~3万円程度。
この額は医療機関によっても違ってくるので、あらかじめ調べておくといいと思います。
何はともあれまずは①のSAS簡易検査だ!ということで、その日は機材を借りて帰ることになりました。
心配していたことのひとつに、
検査キットを身に着けている特殊な環境のせいで、普段みたいにいびきがかけないんじゃないか??
と思ったのですが、先生に聞いたところそれは大丈夫とのこと。
SAS簡易検査キットを借りる
検査キットの入った30cmx20cmくらいの小さ目のアタッシュケースを渡されました。
レンタルする際は
誓約書を書かされました。
内容は、
紛失したり故意に壊したら定価78万請求するよ!
というもの。
こゎい…
でもオラはもうサインするしかねぇんだっ!
という気持ちでサイン。
その日は診察料3300円ほど。
「機械なくしたら78万…」とヒヤヒヤしながら家に帰りました。
いざSAS簡易検査
病院に行ったのは土曜日だったのですが、できるだけ普段のいびきが気になる日に検査してください、とのことだったので、平日の水曜日の夜に検査することに。
機材はこんなかんじ。
いびきをかいている時に起こされても困るので、夫は別室に寝てもらうことにしました。
装着は意外に簡単。
鎖骨の上辺りにセンサーを一つ医療テープで固定。
腕に装置本体を着け、人差し指を装置に突っ込んで、鎖骨から本体に伸びているコードも服の上から医療テープで固定。
最後に、電池の絶縁体シートみたいなのを引き抜きます。
人差し指の装置の中側はシール状になっていて、簡単には抜けないようになっています。
そのままおやすみなさい。
しっかり寝なきゃいけないというプレッシャーで、装置を着けてからトイレに立ったり、
悪夢(寝ている間にコードを引きちぎって78万払わされている夢)を見たりしましたが、
なんとか7時間くらいは眠れました。
朝起きてみると、機器を着けた人差し指が汗でめっちゃしけってるのな。
何はともあれ、寝てる間に外れなくて良かった。
装置の電源は自動で切れるので、機器を外したらそのままケースに入れて、次の診察時に持っていきます。
診察時に持って行き忘れると延滞料がかかるらしいのですぐに鞄に入れて絶対に忘れないようにしました。
2回目の診察
次の土曜日に二回目の病院へ。
SAS簡易検査キットを受付で返却し、診察室で睡眠レポートなるものをもらって先生に解説してもらいます。
検査シートには、
- 酸素飽和度・脈拍
- 睡眠の深さ
- いびきの大きさ(dB)
- 寝ているときにとっている体勢
などなどがグラフで出てきます。
あの機械一つでいろいろなデータが取れるんだなーと感心。
睡眠時無呼吸症候群かどうかの判定は、これらのデータを元にAHI(無呼吸低呼吸指数)の数字で割り出されます。
AHIとはすごくざっくりいうと、睡眠時に無呼吸低呼吸が何回出現したかの数字です。
このAHIの数値がだいたい
- 5~15 軽度
- 15~30 中程度
- 30~ 重度
で今後の治療がきまります。
私はこの数値が4でした。
完全に正常範囲内。
うーん、これはやっぱり
検査キットを身に着けている特殊な環境のせいで普段みたいに上手にいびきがかけなかったんじゃないか?(二回目)
と思いましたが、先生に一笑されそうだったのでこの思いは胸に秘めました。
お会計370円。診断を聞くだけでしたのでお安い。
睡眠外来に行った感想
そんなわけで、私のかくいびきはとりあえず重症ではないことがわかり、いびきを解消することはできませんでした。
睡眠外来はいびきを治すために行くところではなく、いびきから引き起こされる睡眠時無呼吸症候群を治療するための場所だったのだなということが一つの学びでした。
ただ、自分の睡眠をきちんとチェックしてもらえたのは良かったです。
検査キットを身に着けている特殊な環境のせいで普段みたいに上手にいびきがかけないんじゃないか?(三回目)
という疑いは正直拭えませんが、緊張くらいで異常な数値がでないのであれば、それは問題ないということなのかもしれません。
不思議と、「私は異常無いんだ」ということがわかってから、いびきの頻度が減りました。なぜだ。