こんにちは、餅屋です。
最近デザインの基本を改めて学びなおしたいと思い、デザイン系の資格取得に燃えています。
来年はレタリング技能検定に挑戦することになりました。
レタリング技能検定とは、簡単に言うと「文字デザインをできるようになる資格」で、フリーハンドで明朝体とかゴシック体とかを書けるようになったり、ひいては自分オリジナルのフォントやロゴを作れるようになるというものです。
デザイナーになって6年ほど経ちますが、ほぼ見様見真似でやってきたロゴ制作。
作るのに時間もかかるし、有名デザイナーのロゴと見比べると「なんか違う」と思うこともしばしば。
もっと自信を持ってロゴ制作ができるようになりたいと、レタリング技能検定の受験を決意しました。
目次
まずは公式の本を買ってみた
さて、レタリング技能検定の勉強に使用する公式本なるものがあります。
それがこの、『書体サンプル集』と『文字骨格練習帳』。
これらは普通の書店で売られているわけではなく、郵便振込で注文し、後日自宅に届きます。
当初は、公式本をマスターすれば受かるんじゃね?と軽く思っていました。
しかし中身を見て愕然。
これだけで独学するのは無理っす……
確かに、試験範囲であろうレタリングの知識については書いてあります。
書体の知識、文字の構成要素、欧文書体のスペーシングの方法などなど…
ただ、それらの知識が整然と書かれているだけであって、なんかこう、「教えてくれる」というのとは違った印象でした。
あくまで、「書体サンプル集」「文字骨格練習帳」ですからね。
「テキスト」とか「参考書」とかではありません。
試験を受験するならこの二冊の購入はマストなので後悔はありませんが、学びはじめの「テキスト」にするのは難しそうです。
通信講座に申し込むしかない
レタリング技能はそもそも、高校で学んだり、すでに文字関係の職業についている人が受ける場合が多いのかもしれません。
試験の参考書すら書店にはりませんからね。
では独習者はどうすればいいかというと、レタリング技能検定の実施団体である国際文化カレッジの通信教育があります。
↓のリンクの下の方にあります。
受講料は18000円で、内容は
○テキスト2冊
○練習帳1冊
○ガイドブック
○添削(5回)・質問など関係書類一式
とのこと。
これが高いのか安いのかわかりませんが、
0から学ぶ独習者に選択肢はありません。
すぐさま申し込みました。
個人受講申し込みをすると、ユーキャンの申し込みフォームに飛ばされて申し込み。
なんでも国際文化カレッジはユーキャンの傘下の教育団体らしいです。変な団体じゃなさそうなので、ちょっとホッとしました。
申し込みしたあとは、いつ払込書が届くかなと思ったら……
一週間もしないうちに、教材がどどどーんと届きました。
「まだお金払ってないんですけど!!」と思わずツッコミを入れましたが、中に払込書が入っていました。
どうやら後払いの模様です。
払込書は一括払い用と、分割払い用が入っていて、どちらか自分で選んでコンビニか郵便局で支払いをします。
すぐにでもはじめたいという人には親切ですね。
浮かれすぎて払い忘れる、なんてことにならないように気をつけましょう^^;
教材の中身
そんなわけで開封。
上にも書きましたが、テキスト二冊、練習帳一冊に加えて、通信講座ということで課題送付に使う封筒や名前シール、質問用紙などが入っていました。
受講証も入っていて、ちょっとだけテンション上がります。
気になるテキストの中身は、
和文書体レタリングのテキスト『レタリング講座-1』
欧文書体レタリングのテキスト『レタリング講座-2』
そうそう!私が求めていたのはこれです!!
レタリングについて懇切丁寧に書かれていて、これなら独習できそう!!多分。
この講座のテキストの主な執筆者は、「キリンビール」「淡麗」「一番搾り」などのロゴを手掛けた書体デザイナーの成澤正信さんという方だそうで、中身の信頼度はかなり高そうです。
こちらは『レタリング講座 練習帳』
テキストで学んだことを、こちらの練習帳に直接書き込みます。
一枚一枚厚手の上質紙になっていて、ペリッときれいに切り取れる形式になっています。
結構分厚い。
添削に送る課題もこの中に入っています。
これをすべて書ききった暁には、レタリングがプロ並みになっている……はず。
学習の進め方
基本的には、テキストを読む→練習帳で実践というのが基本の流れらしいです。
キリの良いところ4回の提出課題があり、それらを全部合格すると修了課題が送られてきて、それも合格したら講座修了となります。
ちなみにどの課題も不合格すると、合格するまで再提出だそうで。
一つ注意したいのは、受講期限があること。
受講期限が7ヶ月で、それ以上受講期限を延ばしたい場合は「学習期間延期願」を提出しなければなりません。
延長もできるので、そんなに厳しく設定されているわけではありませんが、「とりあえず申し込むだけ申し込んで、学習はもっと先に始めよう」という人は要注意です。
終わりに
教材も届き、学習の進め方もわかり、「よっしゃはじめるぞー!!」という気分でいざテキストを読み始めました。
一番最初の項目、そろえたい道具のページでまた唖然。
鉛筆、消しゴム、筆、みぞ引き定規と支え棒、からす口、デバイダ(仏式)などなど…
ほ、ほとんどの道具を持っていないやんけ!
肝心のレタリングに取り掛かるまでまだまだ時間はかかりそうです。
レタリングに必要な道具を揃えるというのも記事にしていこうと思うので、お楽しみに。