10年も20年も使いたくなる。
そんなものを集めています。
こんにちは、餅屋です。
中学生の時に母から譲り受けたカシミヤの赤いマフラーは、15年以上経った今でも品質にほとんど問題ありません。
が、真っ赤なマフラーは、30歳の私が普段つけるにはすこし違和感がでてくるようになりました。
「これをつけて外に出るのは少し恥ずかしいな」
そんな気持ちを隠し隠し、今の自分に合ったマフラーをずっと探していました。
そんな折、私が日々チェックしているTHEシリーズにマフラーが加わったとの情報が。
目次
いざ、THE SHOPへ
早速、渋谷スクランブルスクエアの8FにあるTHEの旗艦店に向かいました。
THEは、デザイナーの水野学さん、中川政七商店の中川淳さんらが作ったブランドです。
THEが目指すのは「精巧な定番」。
昨今巷に溢れているプロダクトというのは、差別化や付加価値を意識しすぎて、
逆にこれぞという「定番」が手に入りにくくなっている。
そんな時代だからこそ、「定番」となるような良質なプロダクトを作ろうじゃないか、というのがTHEシリーズに連なるコンセプトです。
私はデザイナーの水野学さんの大ファンです。
水野学さんを周りに説明するときは、「ご存知あのくまモンをデザインしたことで有名な…」と言いがちですが、
ちょっとコアな人に対しては、「ラーメンズや小林賢太郎さん関係のグラフィックをほとんど手掛けてる人」と説明します。
デザインの特徴をあえて言うのなら、「シンプルで上品」といったところでしょうか。
マフラー自体のデザインに水野学さんがどれくらい関わったのかはわかりませんが、公式サイトの商品ページを見てみると、やはりどこまでも潔く上品な商品であることがわかります。
私のほしいマフラー
私が探し求めていたマフラーの条件は3つ。
・カシミヤ100%
・10年後も使いたくなるデザイン。
・安心感のある上質なブランド
これ、まさにTHE、だったんですよね。
母からもらった赤いマフラーのように、カシミヤのマフラーはきちんと手入れすれば10年以上持つものです。
なので、10年後の40歳の自分が持っていても変じゃない、流行に左右されない、きちんとした良いものを選ぼうと思いました。
つまり、定番デザイン、まさに、THE。
即決購入
お店に入ってみると、店内左端の方に『THE MUFFLER』が全三色がディスプレイされていました。
少し悩んで私が選んだのは、真ん中のグリーンと紺のチェック。
理由は、私の小さい頃からよくあるデザインなのに古臭い印象を持ったことが一度もないから。
赤と青の、THEオリジナルのタータンチェックもとても素敵でした。
ただ、10年後、私が40歳になったときに使えるのか??と考えたとき、少し不安が残るのでやめました。
私がマフラーに求める条件はとにかく「永遠の定番」なのです。
ディスプレイされていたサンプルに触れてみると、意外とあっさりとした触り心地。
もちろんカシミヤらしくはあるのですが、普通のカシミヤと比べて、『THE MUFFLER』は「するん」という感じ。
ただ良いカシミヤほど使い込むほどふわふわしてくるというのを聞いたことがあるので、最初からふわふわしていなくてもそれは良質なカシミヤの証拠なのかもしれません。
そんなわけで購入は即決。
お店に入ってから1分も経っていませんでした。
あまりの即決ぶりに流石の店員さんも驚いて、「鏡で合わせてみてはいかがですか?」と提案してくれました。
試着した次の瞬間には結局、「これいただきます!!」と言っていました。
お値段29700円(税込み)
やはりいいものは値が張りますね…。
上質なものを使っている割には良心的な値段だとは思います。
思いますけど、懐が傷まないと言ったら嘘になります…。
それでも「これから10年使うぞ!」と決意して連れて帰りました。
開封
さっそく家に帰ってじっくり観察。
入れてくれた袋も潔くて素敵。
開封。
中にはカシミヤ証明書なるものがついていました。
英語で書いてあってなにやらよくわかりませんが、とにかくカシミヤの品質を保証してれているらしいです。
改めて商品を身につけてみると、やはりその素材感が素晴らしいです。
先述したとおり、まだふわふわ感は少ないですが、軽くてなめらか~なのに、実がしっかり詰まっている感じ。
上質感は言わずもがな。
光の具合によっては、うっすら光沢さえ見えます。
長さは30cm×192cmセンチ。
身長162cmの私が首に一周巻くと、両端がお腹あたりにくる感じです。
30年ほど生きていると、ショートマフラーが流行った時代も、ロングマフラーが流行った時代も知っていますが、『THE MUFFLER』はどちらにも振れない、まさにちょうどいい長さといったところ。
まとめ
マフラーをやんわり探し出してはや二年、THEがマフラーを出すなどと知らない頃に、
「THEがマフラーだしてくれたら絶対買うのに…。」
そんなことを思ったのをはっきり記憶しています。
そんななかで今年、『THE MUFFLER』と出会えたことはまさに念願かなったという感じでした。
今年の冬も、来年も、再来年も、ザマフラーで暖かく乗り切ろうと思います。