こんにちは、餅屋です。
最近なんかやる気がでないなー
毎日がつまらないなー
そんなときはないでしょうか?
餅屋は最近ずっとそんな感じでした。
特別大きな悩みがあるわけではありません。
特別な理由もなく、やる気が出ないのです。
朝仕事に行くのもつらい。
お風呂入るのもつらい。
食事作るのもつらい。
休日がはじまると、
この一日もいずれ終わると考えるとつらい。
まさか新型うつか!?と思い始めたとき、ひとつの結論がでました。
人は満たされ過ぎているとやる気が出ない。
いやほんとこれなんです。
満たされているといってもあれですよ。
将来の不安とかお金の心配とか、小さな悩みはたくさんあるんですよ?
でもどれも、切羽詰まった状況ではないんですよね。
きちんと仕事行って、きちんと働いて、きちんと寝て…
それさえできていれば死なないのに、それをやるときのやる気の無さは異常。
どうしたもんかなーと思ってたとき、一冊の漫画に出会いました。
ホリエモンの獄中記の漫画版です。
ホリエモンの獄中記『刑務所なう』『刑務所わず』の漫画を再構成したものだそうです。
わたしはこれを読んで、、、
正直やる気は出ないままです。
ただ、心がすこしだけ軽くなりました。
自分よりいい生活をしている人を見てモチベーションを上げるというやり方もありますが、
自分より辛い生活を見て励まされるということもあるんですよね。
絵はきれいで清潔感がありますし、一見深刻そうなことも軽妙に描かれているので読んでいて重すぎません。
本人が語る細やかな文章を読みたい人は、原作の『刑務所なう』から読むのをおすすめしますが、
字を読むやる気もでません。
とりあえず漫画でいいじゃない?
この漫画を読んで得られるものを書いていきます。
目次
地続きの非日常を味わえる
単純に娯楽として面白いです。
やる気がないときには文章を読むのも辛いですが、この漫画は自然とページがすすみます。
あのホリエモンが刑務所の中で汚れ仕事をやっている姿や、ありふれたお菓子に狂喜乱舞してる姿など、「あのホリエモンが!?」と思いつつ少し痛快です。
でも刑務所ぐらしって、決して他人事じゃないんですよね。
人を殺したり傷つけたりすることに限らず、何かのトラブルとか、テンパりとか、そういったことで犯罪を犯してしまう可能性はゼロじゃないです。
そういった意味で、非日常なんだけど、自分もなにかの間違いでそっちにいってもおかしくない、そんな地続き感がリアルに心にきます。
自分の境遇がまだましだと励まされる
刑務所の生活は、人権が最低限の守られているとはいえ過酷です。
汚くてつまらない仕事、理不尽な上下関係、やっかいな人、逃げられない場所、、
しかしちょっと待てよ。
仕事において言えば、シャバの世界と同じじゃね?
もちろん、刑務所ぐらしはわれわれの生活より超絶ハードですよ。
ただ、職場の人間関係の難しさ、嫌な仕事もしなければならない、仕事は辞められない……
単純に要素だけ見れば、これは我々の生活と共通するわけで。
つまり、私達は超自由度のある刑務作業をしていると言えるのではないでしょうか。
だからこそこれを読むと励まされるのです。
私達の刑務作業はこの人達よりラクじゃん、と。
仕事という刑務作業から抜け出せれば一番いいんですけどね……。
小さな幸せを学ばさせられる
刑務所の中でホリエモンは、
夏のベビーパウダーに喜び、
等級が上がって買えるようになった花を愛で、
チューペットやガリガリくんを最高に美味しいとほおばります。
漫画に出てくる、ホリエモンが狂喜乱舞してるものって、すべて私達が簡単に手に入るものなんですよね。
毎日お風呂に入れる
好きなお菓子を食べられる
味の濃いものがいくらでも食べられる
それらを改めて幸せと感じることはなくなってしまいましたが、ささやかな喜びをめちゃくちゃ幸せそうにしている絵を見ると、身近なものの見方が変わります。
まとめ
なんとなくのやる気がない、というのを解消するのは難しいです。
どんなにやる気がなくても、数週間後には復活してたり、そのまた次の日にはやる気をなくしていたり。
やる気を出すことは本質的には時間でしか解消できません。
しかし、やる気ない辛さを和らげてくれる手段として、『刑務所にいたけど質問ある?』を読んでみてはいかがでしょうか。